メリダ リアクト VS CAAD10
先日の里山グルメライドではメリダのリアクト400で参加しました。
リアクトはロングライドにも適すると言われるエアロロードですが、本当にそうなのか?
同じアルミのキャノンデール CAAD10と比較したいと思います。
リアクトは主にトライアスロン用に使っています。
ロングライドで大切なのは疲れ難い事。
両方共アルミなのでカーボンよりは衝撃吸収性は不利です。
しかし、CAAD10はアルミの中では衝撃吸収性は高く、カーボンバイクと比べてもそれ程遜色はありません。
一方でリアクトはかなり衝撃は感じます。
普通のアルミバイクのレベル。
リアクトはシートポストがカーボンですが、あまりその恩恵は感じません。
次にロングライドでは多少のヒルクライムを伴う事が多いですが、楽に登れるのはCAAD10
これは単純にバイク重量の差です。
CAAD10は7.5㎏なのに対し、リアクトは8.3㎏もあるから。
リアクトは吊るしの完成車の状態では9.4㎏もあるので登りは苦手。
インプレでは意外に登れると書いてありますが、あくまで重量から想像すると「意外に」であって、決して楽ではありません。
巡行性能は共に良好です。
特にリアクトはエアロ形状なので、下りでは脚を止めても前を走るバイクに簡単に追い付いてしまう位。
加速性能はリアクトの方が良いですね。
加速性能はリアクトの売りみたいな分野なのでリアクトが優勢。
全体のイメージは戦闘機に例えるとリアクトが重厚なF15でCAAD10はヒラヒラと軽快なF16。
戦闘機は乗った事ないけど(笑)
結論はロングライド性能はCAAD10に軍配が上がります。
100㎞を超える距離を走るなら僕はCAAD10を使うでしょう。
ロングライドではレースと異なり瞬間的な加速は問題になりません。
ヒルクライム性能や衝撃吸収性に勝るCAAD10の方がロングライドでは疲れない。
後継のCAAD12が絶賛されていますが、バランスの取れたCAAD10はまだまだ一線級の性能だと思います。