自転車×旅 しまなみ海道編
自転車で旅をしよう!
僕がこんなにロードバイクにハマった1番のきっかけは「しまなみ海道」を走った事だった気がします。
旅のハイライトである来島海峡大橋を渡った時の達成感や感動は今でも鮮明に覚えており、一生忘れられない景色です。
その時の旅を書いてみたいと思います。
初めての輪行でした。
輪行って敷居が高かったのですが、やってみると意外に簡単。
自転車と共に遠くに連れて行ってくれる魔法の袋です。
尾道駅から徒歩で5分もかからない距離にあります。
ホテルサイクルはサイクリスト向けの宿。
部屋の中にバイクハンガーがあり、室内でバイクを保管できます。
このバイクハンガー
実はロードバイクのハンドルなんですよ。
ベッドから見る風景。
バイクを眺められるのが素敵。
この時持って行ったのはキャノンデールのCAAD10
何故かロングライドはいつもCAD10。
素敵なホテルで過ごした翌朝は四国の今治に向けて出発です!
自転車で本州から四国に渡るという非日常感がすごい。
いくつもの島々を走り、島と島の間に架かる橋を渡ります。
それぞれの島、それぞれの橋に違った表情、魅力があります。
中でも僕が最も好きなのはレモンの島「生口島」
美味しいジェラートが食べられます。
最近は外国人の姿が本当に多いです。
台湾や韓国、シンガポール等のアジア人だけでなく、欧米人の姿も多い。
そう。まさにサイクリストの聖地なんです。
自転車でないと見れない景色も多く、そしてその景色が抜群なのです。
最初にしまなみ海道に行った時、実は僕にとって初めてのロングライドでした。
ロングライドと言っても100㎞位で、今思えば大した距離ではないけれど、その当時の僕にとっては大冒険だったのです。
走り切れたのは美しい景色と美味しい食べ物があったから。
最後の来島海峡大橋の景色。
この景色を見た時に涙が出ました。ワケもなく。
達成感や景色の美しさ、非日常感。
その時に頭に浮かんだ言葉をまだ洗練に覚えています。
「ロードバイクという趣味に出会って本当に良かった。生きてて本当に良かった。」
ちょっと大袈裟に聞こえますが、本心です。
今だから笑って言えますが、その時の僕はちょっと身も心も疲れ切っていました。
しまなみ海道の景色に救われた。
だから僕は伝えたいのです。
生きるって大変だし、疲れます。
人生が嫌になることもあるでしょう。
人間不信になることもある。
人間関係や仕事でストレスも沢山ある。
そんなことを感じている人には自転車旅をオススメします。
きっと何かが変わるから。
キレイな景色に身を置いた時、感動に出会った時に心が荒む人はいません!
雄弁な100の言葉でなく、無言の自然こそ貴方を勇気づけてくれますよ。