ROAD & TRIP

旅とロードバイクの生活を綴っています。

TIMEの魅力

TIME社は1987年創業でビンディングペダルの製造から始まったメーカーですね。

フレーム製作は1993年からで比較的歴史の浅いメーカーと言えます。

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TVT社から独立して、別れたもう一方がLOOKなのがスゴイ。

その後、TIME社はTVT社を吸収しちゃいますが、TIMEとLOOKを生み出したTVT社のカーボン技術って素晴らしかったのでしょうね。


レースでは2005年、2006年とロードレース世界選手権で優勝してますが、近年は機材供給や目立った活躍はしていません。

新城幸也選手がブイグテレコム時代にTIMEに乗ってましたけどね。

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しかし、近年あまりレースでの活躍がない割に「いつかはTIME」なんて言葉もあって人気がある不思議なメーカー。

最近のレースはピナレロスペシャの天下。

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そんなTIMEの魅力って何だろう?

TIMEは軽量化に熱心でもないので特別に軽いわけでもなく、剛性の高いモデルは他にも沢山あります。

勿論、高性能なんだけど、数多くある高性能なバイクの一つに過ぎないのも事実です。

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僕が感じるいくつかの理由


エントリーレベルのバイクを出さない硬派な拘りは上級者の自尊心をくすぐるのでしょう。

他の多くのメーカーが台湾生産なのに対し、フランス本国生産という事もブランドイメージに寄与しているでしょう。


F1と同じようにRTM製法というカーボンを糸から編み込むという製法もまた然り。

つまり上級者、ハイアマチュアが好きなストーリーが満載。

でも、僕はTIMEの魅力は官能性だと思ってます。

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つまり乗っていて楽しく、気持ち良い。

乗って感じる上質感。

車と同じです。

数値性能は日本車が高いけど、あまりワクワクしなかったりします。

でもイタリア車やフランス車って単純に運転して楽しいと感じる車が多い。

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官能性、楽しい、気持ち良いって主観だけど、僕にとってTIMEの魅力を表す最適な言葉なのです。


最新のラインナップの中では

レース性能ならスカイロンでしょう



以下の画像はfumrideさんから借用
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僕が1番TIMEらしい官能性を感じるのは

オールラウンドのアイゾン

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スタイルも1番TIMEらしいと思ってます。

世間では絶賛されてますが、僕はスカイロンはあまりワクワク感を感じませんでした。

性能と引き換えにちょっとTIMEらしい乗り味を失ったと感じるのは僕だけでしょうか?

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エンデュランス向けのフルイディティは乗ってないので分かりませんが、乗った人の話やインプレを読むと乗り心地は最高との事。

どのモデルも均等に売れているのがTIMEらしいと思います。


価格、性能のヒエラルキーではないんですね。
まぁ全てが高いですが。。

そう、TIMEのネックは価格。。



でも、それぞれの価値観の違いでもあるけど

僕はトレックのマドンやスペシャライズドのターマック等のトップモデルはそこまで高いお金を出して買おうとは思わないけど、TIMEなら許せる。

それは機材を買うのか趣味の対象の嗜好品を買うのかの差。


性能だけでなく、そこにプラスアルファの何かがあるかの差でもあります。


だってホビーライダーだから。