カンパニョーロ POTENZA
アラベスクのコンボはカンパニョーロの新型POTENZAにしたので、ちょっとレビューしたいと思います。
本当はアテナのシルバーを付けたかったけど、POTENZAの登場で残念ながらアテナは廃番。
クランクだけはアテナを必死に探しましたよ。
POTENZAは打倒シマノ アルテグラとして登場した背景から、カンパニョーロにしては価格は抑えめ。アルテグラよりはちょっと高いけど。
コンボのセット重量は2238gとアルテグラよりやや軽いです。
因みにカンパニョーロのコンボは10速時代のレコードとコーラス、廃番になったアテナの経験があります。
TIMEのFirstはアテナ。
ブレーキは相変わらず素晴らしい。ここはカンパの好きな部分。
車の日本車とヨーロッパ車のブレーキの違いに似ていて、日本車は初期制動が高く、悪く言えばカックンブレーキになります。
シマノとカンパニョーロのブレーキの違いも同じような感じで、これはブレーキに対する考え方、思想の違いなのかなと思います。
リアの変速は速いけど、レバーを押し込んで一瞬で離すとダメ。ちょっと一呼吸置いて離さないと、シャリシャリ鳴ります。
ここはコーラス以上と差を感じる所で、ちょっと不満があります。
僕だけでなく、ショップの店員さんも同じ事を言っていたので、個体差や調整の差ではないと思います。
フロントの変速はシマノの方が全然上でしょう。
完全にアルテグラに負けてます。
特に夢のような変速をみせるDi2とは比較になりません。
エルゴレバーはアテナと比べて若干丸みを帯びてます。
こちらはアテナ。横からだと分かりづらいけど。。
握り心地はやはりシマノより好き。
エルゴレバーはファンが多いですよね。
ただシマノもかなり良くなってきており、以前ほどの差は無くなってきました。
全体的に現代的な造形になってきており、カンパニョーロのクラシカルな美しさが好きだったので寂しいかな。
今回はクロモリのバイクに合わせる為にシルバーだったので余計にそう感じるのかもしれません。
ブラックでカーボンバイクに付けたらまた印象は変わると思います。
クロモリに似合うコンポが無くなってきているのが悲しい。
クランクは特に印象を大きく左右するので、4アームのPOTENZAではなく、アテナにしましたが、これから先はクロモリ乗りはどうなるのでしょうかね?
もう流石にアテナクランクも無いでしょうし。
重量を無視してヴェローチェかな?
総じてPOTENZAの印象はちょっと微妙。
カンパニョーロならではの趣味性や個性が薄まり特別感はあまり感じません。
時代の流れなのか?
昔のカンパニョーロは憧れの存在で、圧倒的だったのに。
寂しさを感じるなぁ。