運命のバイク? アラベスク
最初は一目惚れでした。
塗りたてのような塗装
美しいラグの装飾
実は走りなんてどうでもいいって思ってました。
同じコルナゴのマスターX ライトはよく走るバイクだけど、このバイクはマスターX ライトよりパイプも細身だし、華奢なイメージだったので期待してなかった。
アラベスクの復刻版
4ヶ月掛かって、ようやく到着。
乗って驚きました。驚いたと言うより感動した。
普段はTIMEのカーボンバイクに乗ってるから、正直、クロモリバイクに走りの質なんてあまり期待してなかったのです。
それが見事に覆されました。
こんなにスムーズなんだ。
全てのバランスが調和して、乗り手と一体になる感じ。
「何なんだ、この気持ち良さは?」って
最初は舞い上がってるからだと疑いましたよ。
でも、あまりの気持ち良さに降りたくなくなって、数キロの試走のつもりが、120㎞も走ってしまいました。
そして、冷静になった後もずっとその印象は変わらず。
ホイールはカンパニョーロのニュートロン ウルトラっていうのを差し引いてもよく走ります。
走りも僕のイメージするクロモリとは全くの別物でした。
今までクロモリは3台乗ってきてるので、それなりに経験はあるつもりです。
何かに似てる。
昔乗っていたコルナゴのC40だ
C40はカーボンだけど、不思議と似た感触なのです。
本気で踏むと、豹変する感じ。
最後にもうひと伸びするコルナゴっぽさ。
瞬間的な加速はワンテンポ遅れる感じはありますが、それ以外は素晴らしい。
観賞用バイクではなかったです。
持っても、走ってもやけに軽いので重量を計ったら8.3kg
クロモリにしてはかなり軽い。
120㎞走り終えて、家路につく途中、夕焼けの陽射しでバイクがキラキラ光ってました。それと同時に心地良い風が吹いた時、ちょっと涙出そうになった。
大袈裟で笑っちゃうけど、本当に(笑)
初めてTIMEのZXRSに乗った時も驚いたけど、ここまでの感動はなかったなぁ。
数値化できる部分ではなく、感性の部分で抜きん出ています。
バイクに乗ってここまで気持ちが揺さぶられたのは初めてです。
他のバイクに乗らなくなりそうで怖いです。
一生物のバイクに出会った。